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海を渡ったドングリ [ドングリ]



少し前、思いがけなくフランスから便りがあった。
実生で育てるためにドングリを送って欲しいと。
たしかにインターネットは世界中に繋がっているのだけれど、
こんな日本語しかない個人のブログがフランスの人の目に止まるとは驚き。

ところで、ドングリを海外へ送っても良いのだろうか?
検疫でひっかからないのか?
問い合わせてみたら大丈夫のようだった。
普通に郵便で送って良いと。
少し拍子抜けだったけど、簡単に送ることが出来るのならば送ってあげることにした。



ただし、葉や枝や泥はNGの場合があるかもしれない。
そう言われて、拾ったドングリはしっかり洗って。




用意できたのは、コナラ、クヌギ、スダジイ、マテバシイ、シラカシ。




クヌギは数日の間に次々虫が出てきて(例のシギゾウムシの幼虫か?)
拾ってきた半分くらいになってしまった。
日本の木は向こうでは外来種。でもまあ、あちこちに増えて困ることはないだろう。
でも、虫はまずいよな・・・。



水に入れて沈んだものだけ選んだし、その後も少し時間を置いたけれど、完璧とはいえないだろうし・・・
途中で虫が出てきてしまわないか心配だった。


0703.jpg

ドングリは種類ごとにビニール袋に分け、缶に入れてEMS(Express Mail Service)で送ることに。
郵便局のお姉さんは、ドングリというと、
「どんな種類ですか?」
「クヌギとか・・」
「マテバシイとか?」(おお〜、マテバシイとは・・・)
「そうです。他にはコナラ、シラカシ」
「まさに、雑木林のものですねー」
と、ちょっと話が盛り上がりそうになってしまった。



フランスへ届いたのは一週間ほど後。これは蒔いた直後かな?(送ってもらった写真)

彼の庭で大きく育ったドングリの木を想像すると、不思議な気持ちになる。
日本とは環境が違うだろうし、発芽するかなあ。
ちゃんと育つのかなあ。

発芽したらまた写真を送ってくれるそうだ。
楽しみ。
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